看護学生生活

看護学校の3年間の生活の流れ【子持ち学生の体験談あり】

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悩むC子さん
悩むC子さん
看護学校の3年間はどんな生活になりますか?
3年間の流れを教えてください。
もふにゃん
もふにゃん

はい、わかりました。
3年制の看護専門学校の3年間の流れをわかりやすくまとめますね。

看護学校は大変だと聞くけど、実際はどうなの?
どんな生活になるのか想像がつかなくて不安。
3年間の学校生活の流れが知りたい。
子どもがいるんだけど、とにかく心配。

本記事はそんなあなたの悩みに役立つ内容になっています。

<本記事を読むメリット>

  • 看護学校の3年間の学生生活の流れが把握できる。
  • 生活の流れを知ることで、不安が軽減できる。
  • 体験談をふまえたママ学生に役立つ情報あり。

1年生の頃

入学したばかりの頃


入学してすぐの頃は、教室での机上の講義がメイン
です。

朝は1限目が9時頃からで、帰りは16時半くらいには終わる学校がほとんどです。

朝の時間はそんなに早くなく、帰りも早いので、学内での講義中心の期間は比較的余裕がある生活が送れます。

<私が通っていた看護学校の時間割>

9:00~ ホームルーム

9:10~10:40 1限目

10:50~12:20 2限目

13:10~14:40 3限目

14:50~16:20 4限目

16:20~ ホームルーム・掃除

16:45頃 学校修了

社会人経験者の場合は・・・

社会人経験者にしたら、仕事に出かけていた頃はもっと朝早かったので、比較的朝にはゆとりがある時間なはず。
また、学校が終わる時間も仕事をしていた時よりも早いです。

このため、社会人経験者にとっては、学内での授業メインの期間は、比較的時間にゆとりがもてる生活になりそうです。
ただし、実習メインの生活になるととてもハードなので覚悟しておきましょう。

ママ学生の場合は・・・

お子さんがいるママが看護学校に入学した場合。
学校に通うために、保育所などの保育施設にお子さんを入所させたケースも多いはず。

4月当初は、自分自身が看護学校の学生生活に慣れていないことに加え、お子さんも保育所に慣れていない状況なので、落ち着くまでは親子で大変な毎日になります。

朝、保育所に連れていく時には、子どもは大泣き・・・
子どもになんてひどいことをしているんだろうと罪悪感に苦しむかもしれません。

我が子が泣いている姿を見ると自分も泣いてしまいそうに(´;ω;`)ウッ…
けど、必死に涙をこらえながら、後ろ髪を引かれつつ何とか保育所に子どもを預けてからの登校。

そして、なんとか気持ちを切り替えて、自分は看護学校に向かう。
子どもがいると朝からいろいろなことがあって、自分の登校時には既にクタクタだったりすることも。

でも幸い、入学してすぐの頃は、椅子に座って講義を受けていればOKという授業がメインなので、大丈夫です。
帰りも16時半頃には終わるので、他の子たちよりも早めに子どもを迎えに行けます。

クラスの中でお迎えが最後の方になってしまうと、子どもは不安になってしまうようです。
だから私は、子どもが保育所での生活に慣れるまでは、学校が終わったら真っ先に迎えに行ってあげるようにしていました。

帰宅時間が早めなので、家に帰ってからの時間も結構使えますよ。

親子で徐々に新しい生活に慣れていきましょう。

宿泊研修

1年生の前期の早い時期に、多くの学校では宿泊研修が行われます。
1泊2日、あるいは2泊3日、など、学校によって違います。

宿泊研修は、宿泊先での講義があったりするので、参加することが必須です。
不参加となると、単位がもらえないことになってしまいます。

私の学校では、1年生の時に入学してすぐの4月の終わり頃、1泊2日の研修旅行がありました。
人間関係論1という講義が組み込まれていて、この研修に参加して最後にレポートを提出することで、単位をもらえるという仕組みになっていました。

宿泊研修は仲間との交流を深めることを目的としている学校が多く、タイミング的には1年生の入学してすぐの頃に計画されている学校が多いようです。

子持ちママの場合には、この宿泊研修の間、子どもをどこで誰に見てもらうか、しっかり話し合っておく必要があります。

学内での演習の授業・実技テスト

授業が進んで行くにつれ、学内では演習の授業が頻繁に入ってくるようになります。
看護技術の演習です。

看護技術の演習の授業では、実技試験があります。
このテストに備えて、放課後は自ら居残りをして、看護技術の練習をしたりしました。
授業の中だけでは時間が足りず、技術を習得するまでには到達できないので、どうしても放課後の自主練習が必要になります。
実技の試験をクリアしなければ単位がもらえず、進級することができません(;´Д`)

放課後の時間居残りをした日は、保育所のお迎えが遅くなることもありました。
でも、この頃には、子どももすっかり保育所での生活に慣れていたので、友達と楽しく遊んでくれていたので、安心でした。
お迎えが遅い子は19時近くまでいる様子でしたが、それでもやはり最後のほうのお迎えになると不安になると思うので、18時頃までにはお迎えに行くようにしていました。

初めての臨地実習

1年生の後期に初めての実習があります。
基礎看護学実習1というもので、1週間程度の実習です。
学校によっては、前期に1~2日間と後期に5日間、という感じで基礎看護学実習1の1、1の2というように分けている学校もあります。

実習期間は、翌日までに仕上げなくてはならない記録物や課題があり、睡眠不足になります。
初めての実習で戸惑うことも多く、看護実習は本当に大変だと実感することになるでしょう。
特に、子育てをしながらの人はかなり大変なので、覚悟しておきましょう。
でも、1週間で終わるので、多少寝不足は続いても、何とか気合で乗り切れるはずです。

2年生の頃

2年生に進級して前期にひとつだけ実習があります。
基礎看護学実習2というものです。
それ以外は学内での講義や看護技術の演習がメインです。
大体11月いっぱいくらいまでは、学内での講義・演習がメインの生活が続きます。

前半の山場は基礎看護学実習2

2年生の前期に、基礎看護学実習2という実習があります。
2~3週間ほどの病院での実習であり、基礎看護学実習2が2年生前半の一番の山場です

看護過程の展開というものがあり、これを実践の場で初めて行うことになります。
臨床での初めての看護過程の展開はとても大変に感じると思います。
病院では慣れない実習で神経をすり減らし、家に帰ってきてからは慣れない記録物、課題の山。

ママ学生の場合には、子育てや家事をしながらの実習は本当に大変で、そのつらさを実感することだと思います。

でも、基礎看護学実習2の実習は1クールで終わるので、この2~3週間を乗り切ってしまえば、また学内での授業に戻ります。
気合でなんとか乗り切りましょう。

12月頃から実習メイン~過酷な日々の始まり~

さて、いよいよ看護学校で最も過酷な日々の始まりです(;´Д`)
それは、2年生の後半から。
2年生の12月頃から専門領域の実習が始まり、実習漬けの毎日となります・・・

専門領域とは、今までの基礎とは違い、老年看護学、成人看護学、急性期看護学、慢性期看護学、母性看護学、小児看護学、精神看護学といった専門的な実習のことです。

それぞれの実習は大体3週間くらいでカリキュラムが組まれています。
それぞれの実習ひとつひとつすべてクリアしないと、卒業することができません(´;ω;`)

実習をクリアするためには、課題を期日までに提出することが最低限の条件になりますが、この課題をこなすのが本当に大変。
そして、この課題だけやっていればよいのではありません。
病院の実習で実施したことをまとめて考察して振り返る「日々録」というものや、翌日の「看護計画の立案」なども同時進行で行います。
看護計画が立案されていない状態で実習に行っても、計画が立っていないと患者さんのところに行かせてもらえません。
つまり、実習させてもらうことができないんです(´;ω;`)

だから、みんな必死です。
睡眠時間をけずって、日々録や看護計画の立案、そして患者さんの問題点を明らかにするアセスメントや病態関連図などの課題に取り組みます。

現役の学生でもかなりきつい状態なので、ママ学生の場合には本当に大変です。

それまでの実習は1クールだけで終わったので、何とかその時だけ頑張れば乗り越えられたのですが・・・
2年生の12月頃からはこの地獄のような過酷な生活が毎日続くのです・・・

そしてこの頃、ちょうど冬場なので子どもが体調を崩しやすい時期です。
急に熱を出したり、咳込んだり、インフルエンザなどの感染症をもらって来たり。
こちらが精神的に余裕がないと、子どもはそれを敏感に感じ取るようで、忙しい時にかぎって突然体調を崩したりすることもありました。
実習に行く日の朝、子どもが熱を出している、昨日までは平気だったのに・・・
さあどうしよう・・・
こんな時、実習を休むわけにいかないのです。
だから、急遽、主人や義父母、実父母の誰かにお願いをして、仕事を休んでもらって看病してもらう。
こういう緊急事態も何度かありました。

看護学校に通っている間は、まして実習の時には特に、子どもが具合が悪いからという理由で欠席することはできません。
実習の時には1日1日がとても重要であり、1日欠席するだけで実習が出来なくなってしまい、単位を落とすことにつながったりします。また、子どもの看病という理由で欠席すると、責任感がないという評価がつき、実習態度の評価がとてもさがります。
なんて冷たいんだ・・・と思いますが、そう見なされてしまうというのが現実なんです(´;ω;`)

過酷な毎日ですが、とにかく自分と子どもの体調管理をしっかりと。
体調を崩しそうな時には早めに対応することがコツです。

3年生の頃

臨地実習中心の生活

3年生は2年生の後半から引き続き、病院や施設での臨地実習がメインの生活なので超ハードです。
ずっと実習漬け・・・
最後の統合実習が終わるのが12月頃です。

4月から7月まで実習の日々。
それに加え、3年生に入ると就職活動も始めなくてはなりません。

就職活動は早いところで5月頃から試験を行っている病院もあります。

自分がどこに就職したいのか、2年生の頃には大体の目星をつけておいた方がよいです。
病院の就職合同説明会というものが実施されるので、すすんで参加した方がよいです。

3年生の夏休み

そしてつかの間の夏休み。
3年生の夏休みは遊んでいる暇がなかったです。
夏休みの期間は看護技術の自主練習をしたり、就職活動をしたり、国家試験の勉強をしたりして、あっという間に夏が終わった気がします。

特に、看護師国家試験の勉強は、実習をこなしながらだとなかなかまとまった時間をとることができません。
看護師国家試験では、出題範囲が広く、膨大な知識が求められます。
直前にやったくらいでは間に合うはずありません。
だから、夏休みのうちに出来るだけ勉強を進めておかないと、後で手に負えない状況になってしまいます。

ママ学生の場合は、子どもとじっくりとかかわってあげられるチャンスです。
実習期間は、週末くらいしか子どもとの時間がゆっくり取れないので、夏休みの時間を大切に過ごしてください。
勉強と遊びのメリハリをつけて頑張りましょう。

実習をこなしながらの就職活動・国家試験の勉強

夏休みが終わると、また実習漬けの毎日・・・
夏休み明けから12月の最後の統合実習まで、ほぼ毎日実習期間が続きます。

実習で慌ただしい中、並行して年明けの2月にある国家試験に向けての勉強もしなくてはなりません。

また、容赦なく単位認定試験もあるので、テスト勉強もしなくてはならないのです。
さらに、就職活動もしなくてはなりません。

こんな感じで、3年生は特に忙しい。
実習漬けの毎日の中で、国家試験に向けた勉強、単位認定試験の勉強、就職活動・・・
本当に過酷な毎日です(;´Д`)

あまりにつらすぎて何度やめようと思ったか分かりません。
何度泣いたか分かりません。

でも、くじけそうな時には、大切な娘のことを考えるようにして、何とか乗り越えました。
娘にかわいそうな思いをさせてまで、私は看護学校に行かせてもらってるんだ、絶対にやめるわけにはいかない、そう自分に言い聞かせて、何とか踏ん張りました。

暗いトンネルの先には明るい未来が待っている!
そう信じて頑張れば何とかなります。

 

病院合同就職説明会というものが開催されるので、要チェックです。
一度で複数の病院から話が聞けるし、各病院を比較できる貴重なチャンスなので、ぜひ参加しておくようにしましょう。

最後の実習「統合実習」

3年生の12月頃に統合実習という名の最後の実習があります。
これでようやくすべての実習が終了します。

最後の実習が終わった時の解放感はすごかったです。
何とか耐え抜いて頑張った自分、頑張った我が子・・・
色々なことを考えて胸がいっぱいになりました。

さて、そこからの2か月間は、とにかく国家試験の勉強に一直線で頑張ることになります。

国家試験に向けてラストスパート


最後の統合実習が終わるのが12月頃。
それからの2か月間は看護師国家試験に向けてのラストスパートです。

看護師国家試験は毎年2月に実施されています。
令和3年の国家試験は2月14日、合格発表は3月26日でした。

看護学校の卒業式はだいたいどの学校も3月の中旬頃。
つまり、卒業式には合格したかどうか、まだ結果を知らない状態なんです。

看護学校を無事に卒業できたとしても、看護師国家試験に合格しなければ看護師の資格がもらえないので、看護師として働くことができません。
学校は卒業したものの、残念ながら国試に落ちて、せっかく決まっていた内定も取り消しになってしまう人が毎年います(;´Д`)

とにかく看護師国家試験に合格できるよう、一直線に頑張るのみです。

看護専門学校3年間の生活の流れ~まとめ~

  1. 1年生の頃
    ・学内での授業や演習がメイン。基礎看護学実習1という実習や宿泊研修がある。
  2. 2年生の頃
    ・前半の山場は基礎看護学実習2。それ以外は学内での授業や演習がメイン。
    ・12月頃から専門領域の実習が始まり、実習漬けの毎日になる。
  3. 3年生の頃
    ・4月から実習漬けの毎日。
    ・実習の合間に就職活動や国家試験の勉強をやらなければならない。
    ・12月頃にすべての実習が終了し、そこからの2か月間は国家試験に向けてのラストスパート。

以上、看護学校の3年間の流れについてまとめました。
これから看護学校に通おうかと迷っている人のお役に立てれば幸いです。

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あなたの夢を応援します。
最後まで読んでくださりありがとうござました。