看護学校入学まで

子育てしながら看護師になりたい!看護学校選びの5つのポイント

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看護師になりたい主婦のA子さん
看護師になりたい主婦のA子さん
看護師になりたいけれど、子育てをしながら看護学校に通えますか?
どんな看護学校を選べばよいか分かりません。
もふにゃん
もふにゃん

子育てをしながら学校に通い看護師になったもふにゃんです。
経験者だからこそ分かる、子持ちママが看護学校を選ぶ時のポイント5つをまとめます。

子育てママの看護学校選び:5つの重要ポイント

子育てをしながら看護学校に通うのはとても不安ですよね。

私は看護学校1年生の時に妊娠し、出産・育児のために1年間休学。

学校に復帰後、子育てをしながら看護学校に通い、看護師になった経験があるので、あなたの不安は誰よりも分かります。

ここでは子持ちママが看護学校を選択する時のポイントについてお伝えします。

この記事を読むことで、体験者にしか分からない視点での学校選びのポイントを知ることが出来ます。

<本記事を読むメリット>

  • 子育てをしながら看護学校を選ぶ際のポイントが分かる。
  • 体験者にしか分からない視点でまとめたので必ず役立つはず。

ポイント1:自宅からできるかぎり距離が近い学校にする


どんな看護学校があるのかな・・・と情報収集をしているうちに、次々と気になる学校が出て来るかもしれません。

少しくらい遠くても、慣れてしまえばなんとかなるだろう・・・と、無理したくなる気持ちも分かります。

しかし、子持ちママにとって1分1秒の時間は本当に貴重

現役の若い子たちや、独身の社会人経験者たちとは、時間の使い方が明らかに違います。

子持ちママには家事や育児など、学校のこと以外でやることが沢山あるからです。

看護学校のカリキュラムは想像している以上にハードです。

入学してすぐは、学内での机上の勉強の毎日なので何とかなりますが、2年生の後半頃からは臨地実習が立て続けに入って来て、本当にとてもハードな毎日です。

実習期間中、同じクラスの子たちから、「昨夜はほとんど寝てない」「ほぼ徹夜」なんて話を聞くのは日常でした。

私の場合、臨地実習期間中は平均睡眠時間3~4時間くらいだったと思います。

家事や育児をこなしながらだったので、現役生たちよりは、わりと要領良くこなせていた方だと思います。

とにかく、子持ちママが家事や育児をしながら臨地実習を乗り越えていくのは、すさまじく大変なことです。

いかに無駄な時間を短縮できるかにかかって来ます。

なので、通学に時間を費やすのはもったいないです。

このような理由から、なるべく自宅から近い学校を選択することをおすすめします。

看護学校のリサーチは下記のリンクから検索できます。

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学校のリサーチに役立ててみてくださいね。

ポイント2:臨地実習のことについて調べておく

<臨地実習について>
見落としがちな気づかない注意点!!これをチェック!

  • 最も遠い実習施設はどこ?どのくらいの時間がかかる?
  • 実習の時はスクールバスは出る?
  • 各自で現地集合・解散の場合は、そこまで通うことは可能?

看護学校によって、臨地実習を依頼している病院は違います。

病院側も人員不足だったりして、看護学生の実習を受け入れるのは難しいという病院が多いのが現状です。

このため、学校からものすごく遠く離れた病院まで実習に行かなければならない学校もあります。

実際に私が通っていた看護学校でも、車で1時間半~2時間くらいかかる病院での実習がありました。

しかも高速道路を利用して、そのくらいの時間がかかる場所です。

ですが幸いなことに、私が通っていた看護学校では、そういった遠方の実習施設にいく場合には、スクールバスを出してくれていました。

このため、バスに乗っている時間を睡眠時間にあてたり、帰りのバスの中では、その日の実習の振り返りをしながら調べ物をしたりなど、バスに乗っている時間を有効的に使うことが出来ました。

また、スクールバスに乗ってしまえば、寝ていても何をしていても、現地まで連れて行ってくれるので、気持ち的にも本当に楽で、安心感がありました。

しかし、スクールバスを出してくれる学校はまれであり、各自で現地集合・現地解散するという学校がほとんどです。

実習期間中は平均睡眠時間が3~4時間ほどになったりするので、そんな状態の中で、遠方まで自分で行かなければならないとなると、かなりの負担がかかります。

3年制の看護学校の場合、2年生の後半頃からは立て続けに、病院での臨地実習が入って来ます。

ハードな毎日が続きます。

よく聞くのは、実習期間中、その病院から近い親戚の家や、ホテルなどに一時的に滞在して、そこから実習に向かう学生さんがいるということです。

やはり遠方過ぎて実習施設に通うのが困難だからということです。

でも、あなたが子持ちママだったら、その方法は無理なことがほとんどですよね。

義父母や実父母と同居しており、常に子どもを見てくれる人の協力があれば可能なのかもしれませんが・・・

私の場合は、夫と私と娘の3人生活だったので、どこかに宿泊しながら実習へ行くなんて方法は絶対に不可能でした。

私は入学する前、どこの看護学校にしようかと情報収集をしていた時、このような視点での情報が必要だとは思ってもいませんでした。

入学してから、臨地実習の時にはどこの病院まで行くのかを知ったのです。

そんな無知だったあの頃の自分に、今あらためてゾッとします。

たまたま幸運にもスクールバスが出ている学校で良かったな、危ないところだったと。

ですから、これを読んでくださっているあなたには同じ思いをして欲しくありません。

体験したからこそ、はっきりと断言できます。
以下の3つは絶対に知っておくべき重要なことだということを。

<臨地実習について>
以下の3つを必ずチェックしておきましょう!

  1. 臨地実習はどこの病院まで行くのか?
  2. かなり遠方だった場合は、スクールバスは出るのか?
  3. バスが出ないなら、自分でその実習施設に行ける方法はあるか?
    どのくらい時間がかかるのか?

これを必ず情報収集しておき、学校選びのひとつの判断材料にしてください。

ポイント3:宿泊研修について調べておく

これも子持ちママにとっては重要な情報です。

私の通っていた学校では1泊2日の研修が1回だけありました。

よく見かけるのは、1泊2日とか2泊3日などの宿泊研修です。

しかし、学校によっては1週間くらい、長期的に泊まり込んでの研修をするカリキュラムが組まれているところもあるようなので、注意が必要です。

その宿泊研修に参加しないと単位がもらえないので、行かないわけにはいきません。

あなたにお子さんがいたら、1泊の研修だって一大事のことだと思います。

自分が行きたい学校の宿泊研修はどうなっているのか、確認しておくと安心です。

ポイント4:学費がなるべくかからない学校にする。ただし、国公立だと倍率も高くなるので注意。


お金に余裕がある場合なら別ですが、子持ちママが看護学校に通うとなると、家計とのやりくりができるのか、学費のことがとても心配かと思います。

独身の頃ならば、多少学費が高くても、自分中心に自由に学校選択することが出来ましたよね。

しかし、子持ちママである今は状況が違います。

自分のことだけでなく、家族に出来るだけ負担をかけないよう、お金がなるべくかからない学校にすることは最重要ポイントのひとつですよね。

看護学校には、4年制大学、3年制短期大学、3年制専門学校などがありますが、学校別にそれぞれ学費にかなりの差があります。

また、同じ3年制であっても公立か私立によっても違いますし、同じ私立であっても、学費にはかなりの開きがあります。

くわしくは別記事「看護学校の学費はどれくらい必要か?」の記事でまとめてありますので、参考にしてください。

4年制大学にするか?

3年制短期大学か専門学校にするか?

悩むところかもしれませんが、家計のことを第一に考えなくてはならない子持ちママの場合、3年制を選択するのが現実的なのかなと思います。

厚生労働省の調査によると、社会人経験者の看護学校の入学者の割合で、群を抜いて最も多いのは3年制の専門学校となっています。

4年制大学、3年制短期大学、3年制専門学校の各学校別に、実際に入学した人数の割合などは、厚生労働省のデータをもとにして別記事「主婦の看護学校での人間関係は?」にくわしくまとめてありますので、参考にしてみて下さい。

就職してからのことを考えると、4年制大学を卒業した場合のほうが、3年制の看護学校を卒業した場合よりも初任給も少し高く設定されているところが多いようです。

また、その後の昇給や昇進もしやすくなるという病院もあるようです。

しかし、私が働いている病院では、3年制の専門学校卒という理由で4年制大学卒と比べられたり、不利になったりなど、そのようなことはありません。

みんな同じ新人看護師であり、学歴がどうとか、気にする人は誰もいません。

主婦の視点から考えると、

①学費が安く抑えられること

②4年制の大学よりも1年早く収入が得られるようになること

この2つは、3年制の専門学校の大きなメリットだと思います。

経済的にかなりの余裕があれば別かもしれませんが、3年制の専門学校のほうが学費もかからず、さらに1年早く収入が手に入ることになるので、主婦が選択するなら3年制の専門学校のほうが現実的なのかもしれません。

また、偏差値のことから考えても、専門学校の方が主婦には挑戦しやすいかと思います。

ですが、専門学校でも、学費が安い国公立だと倍率も高いようなので注意が必要です。

学費だけで判断せず、志望校選びには慎重になってください。

4年制の私立大学などでは1000万を超える学費のところもあり、驚きますが、同じ私立でも専門学校であれば、学費がさほど高くないところも沢山あります。

ちなみに私も私立の専門学校でした。

独身時代の貯金を切り崩しつつ、奨学金制度などを利用しながら、そんなに家計に負担をかけずに学費を納めることが出来ていました。

卒業後、5年間県内の病院で働けば、奨学金の返還は全額免除というありがたい制度の奨学金であったため、大変助かりました。

看護学校をなんとか卒業して看護師になれれば、毎月安定した収入が得られるようになるので、看護学校に費やした学費は数年で回収できますよ。

奨学金制度や社会人ならではのもらえる給付金があったりするので、それらをうまく利用しながら、家計とのやりくりをして行きましょう。

給付金や奨学金制度については別記事でくわしくまとめてありますのでチェックしてみて下さいね。

給付金について:看護師になりたい!!社会人がもらえる給付金

奨学金制度について:主婦や社会人必見!看護学校の奨学金について

ポイント5:入学試験の内容をチェック。社会人推薦枠があると受験しやすい。

高校や短大、大学を卒業して社会人を経て主婦となったあなたは、たぶん、数学や英語、国語などの学科の勉強からはしばらくはなれていた人が多いのではないかと思います。

社会人経験者が看護学校を受験しやすいように、学校によっては、社会人推薦枠という受験方法を取り入れている学校もあります。

私が通っていたA専門学校にもありました。

推薦選考枠での試験内容は、一般教養+小論文+面接となっており、国語や英語などの学科試験がないので、社会人が受験しやすいようになっていました。

一般的に、推薦選考枠の試験の日程は早めに組まれている学校が多いので、受験申込に間に合うよう気を付けてください。

ちなみに私は、受験しようと決意した時には、すでに推薦枠の応募は終了しており、一般選考入試枠での受験になってしまったので、英語と国語の受験勉強をやる羽目になりました。

そうならないよう、日程のチェックはしっかりしておいて下さいね。

ちなみに、A専門学校の一般選考入試枠は英語・国語+小論文+面接でした。

久しぶりに英語や国語の参考書を買ってきて勉強をしました。

久しぶりの受験勉強は妙に楽しかったのを覚えています。

学校の偏差値や受験の難易度もチェックしてください。

受験の日程を確認して、複数の学校が受験できるようなら挑戦したほうが良いと思います。

私の場合は、最終的に2つの学校に志望をしぼりましたが、結局1校を受験しただけでした。

受験しなかったB専門学校は、通学に1時間以上かかるので、家のことをやりながら、この先ずっと通学していける自信がありませんでした。

なので、A専門学校の単願で受験しました。

もしも合格しなかったら、看護師の道はあきらめよう、という思いでした。

結果、無事合格しました。

独学で看護学校に合格した体験をもとに、受験勉強の方法について別記事「【独学可能】主婦・社会人が看護学校に合格するための受験勉強の方法」にまとめました。
ぜひ受験勉強の参考にしてください。

あなたに、看護師になりたいという強い意志があるなら、可能性を広げるためにも、いくつかの学校に挑戦すると良いです。

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各学校の募集要項をしっかりチェックしながら、受験のタイミングを逃さないようにして下さいね。

子持ちママの看護学校選びの5つのポイントまとめ

それでは、本記事のまとめです。

<子持ちママの看護学校選びのポイント5つ>

  1. 自宅からできるかぎり距離が近い学校にすること
  2. 臨地実習のことについて調べておくこと
  3. 宿泊研修について調べておくこと
  4. 学費がなるべくかからない学校にすること。
    ただし、国公立だと倍率も高くなるので注意する。
  5. 入学試験について、社会人推薦枠があるか?調べること。
    社会人推薦枠がない場合は、試験の内容はどのようになっているのか調べること。

以上、体験談から、子持ちママが看護学校を選ぶ時のポイントについてまとめてみました。

金銭面で悩んでいる人がいたら、給付金や奨学金制度について別記事にまとめてありますので、参考にしてみて下さい。

社会人がもらえる給付金について→別記事「看護師になりたい!!看護学校に通う社会人がもらえる給付金」
看護学校で利用できる奨学金制度について→別記事「主婦や社会人必見!看護学校の奨学金について」

子育てしながら看護師になろうとしているあなたを応援しています!

本記事があなたの看護学校選びのひとつの参考になれば幸いです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。