看護学校入学まで

【2023年最新版】看護学校に通う社会人がもらえる給付金

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ナースになりたいA子さん
ナースになりたいA子さん
看護師になりたいけれど、お金のことが心配です。看護学校に通う際、なにかもらえる給付金はありますか?
もふにゃん
もふにゃん
はい、あります!
あなたがもらえる給付金の制度について絶対に知っておいた方が良い情報をまとめていきますね。

知っている人だけが得をする制度ですよ。

看護学校に通う社会人がもらえる給付金

看護師になりたい!!

看護学校に行きたいけれど、お金がない・・・

多くの人に共通するのは、経済面での悩みですよね。

私も当時、お金に対する不安があったので、あなたの気持ちが良く分かります。

ここでは、社会人経験者だからこそもらえる補助金についてまとめます。

実は私は、入学するまでこの給付金のことについて知りませんでした。

これは知っている人だけが得をする制度です。

あなたがもしも、この制度を利用できる対象者であったとしたら、看護学校にかかる学費や、学校に通う間の生活費の一部が国から支給してもらえるのです!

本記事を読むことで、知っている人だけが得をする、社会人経験者だからこそもらえる給付金について知ることが出来ます。

<本記事を読むメリット>

  • 知っている人だけが得をする制度がわかる。
  • 対象者なら驚くほど高額な支給金がもらえる可能性あり!!
  • 経済面での不安が軽減する。

専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金とは、働く人の中長期的なキャリア形成を支援することで、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度のことです。

わかりやすく言うと、再就職するために専門的な学習・訓練をする人に給付金をあげますよ、という制度のことです。

くわしくは、ハローワークのご案内を参照して下さい。

ハローワーク「専門実践教育訓練の給付金のご案内」

支給対象者

①雇用保険の被保険者

受講開始日の時点で雇用保険の支給要件期間が3年以上ある人
(2023年5月1日時点では、2年でも良いとされている)

②雇用保険の被保険者だった人

離職してから受講開始日までが1年以内
(妊娠や出産、病気などで適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内)

かつ、被保険者だった期間が3年以上あった人
(今のところ、2023年5月1日時点では2年でも良いとされている)

③厚生労働省大臣指定の教育訓練を受講する人

厚生労働省大臣指定の教育訓練講座を受講する人だけが、支給金の対象者になる。

逆に言うと、指定されていない看護学校に入学した人は給付金はもらえないということ。

対象となる講座

厚生労働省の講座に指定された看護学校に通うことで、専門実践教育訓練給付金の対象になります。

どこの学校が指定されているのかは、厚生労働省のこちらの検索システムで確認してください。
令和5年度5月1日付け指定講座はこちらから➡➡>>「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム」

指定講座はその都度少しずつ変わるので、自分が申請する時点で、自分が希望する看護学校が指定されているかハローワークに確認するようにしてください。

支給額

1.在学中、教育訓練経費の50%相当が支給される

在学中に、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50%に相当する額がもらえる。

上限あり:最大年間40万、3年で120万

教育訓練費とは、入学料と受講料の合計のこと。その他の教材費・補講費や交通費などは含まれない。
在学中、6か月ごとの申請が必要。

2.卒業後、追加で教育訓練経費の20%(合計70%)が支給される。

専門実践教育訓練の受講を終了した後、看護師の資格を取得し、1年以内に被保険者として雇用された場合、追加で教育訓練経費の20%が支給される。
つまり、在学中にもらう50%と合わせると、合計で70%が支給されるということ。

こんなにもすごい額の給付金がもらえるのか、と驚きですよね。

しかし上限があり、在学中にもらった支給額と合わせて168万円まで。

※ただし追加の20%の分は公務員は対象外

つまり、国や都道府県、市区町村の公立病院などの公的機関へ就職した場合、公務員となるため20%分の追加はもらえない。

  • 1.在学中50%がもらえる。
  • 2.卒業後1年以内に看護師として就職したら残りの20%(合計70%)がもらえる。
  • もらえるのは1と2を合わせて最大168万円まで
  • 公立病院などに就職したら追加分の20%はもらえない。

申請手続き

  1. 自分の住所の管轄にあるハローワークが窓口である。
  2. 訓練前キャリアコンサルティングを受け、就業の目標、職業能力の開発・向上に関する事項を記載したジョブ・カードを作成。
  3. ハローワークで指定された提出書類をそろえて、このジョブ・カードと共に提出して申請手続きを行う。

あらかじめ、受講開始日前に訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受けなければ、給付金はもらえない。

詳しくはハローワークの専門実践教育訓練給付金のご案内の申請手続きの欄をご参照ください。➡➡専門実践教育訓練給付金のご案内

教育訓練支援給付金

働くための教育訓練を受講するために失業状態にある人を支援してくれるという制度です。

指定された教育訓練を受けるために仕事をやめてしまい、収入が得られなくなってしまった人に、生活費の一部を支給してくれるという何ともありがたい制度です!!

先ほどまとめた、専門実践教育訓練給付金をもらう45歳未満の人だけが対象となります。

くわしくは、厚生労働省の教育訓練給付制度についてのページを参照してください。

支給対象者

  1. 教育訓練支援給付金とは、専門実践教育訓練給付金をもらう人だけが対象。
  2. 専門実践教育訓練を終了する見込みがあること
  3. 専門実践教育訓練の受講開始時に45歳未満であること
  4. 受講する専門実践教育訓練が通信制または夜間制ではないこと
  5. 受給資格確認時に一般被保険者ではないこと
  6. 会社の役員や自治体の長に就任していないこと
  7. 以前、教育訓練支援給付金を受けたことがないこと
  8. 受講開始日が令和7年3月31日以前である

つまり、給付金をもらえる指定の看護学校に通う、45歳未満の人が対象。

1日当たりの支給額

原則として離職直前の6か月間に支払われた賃金額から算出された基本手当日額に相当する額の80%

基本手当の日額は、原則として離職直前の6か月間に支払われた賃金の合計金額を180で割った金額のおよそ80%~45%

なんと!!

この制度を利用すると、生活費が支給されるということです。

なんともありがたい制度ですね。

給付金を受けることが出来る期間

教育訓練支援給付金は、原則として、専門実践教育訓練を終了する見込みで受講している間はその教育訓練が終了するまで給付を受けることが出来る。

この期間内の失業のある状態にある日について、教育訓練支援給付金の支給を受けることが出来る。

ただし、専門実践教育訓練の受給資格者が基本手当の給付を受けることが出来る期間は、教育訓練支援給付金は支給されない

基本手当の支給が終了した後は給付を受けることが出来る。

教育訓練支援給付金は、実際に専門実践教育訓練の講座を受講していないと支給されない

つまり、欠席した日はもらえない。

欠席が多く、ある2か月の出席率が8割未満になった場合は、以後一切教育訓練支援給付金は支給されなくなる。

講座をやめてしまったり、成績不良や休学等のため、各講座ごとに定められた訓練期間中に修了する見込みがなくなった場合は、教育訓練支援給付金が支給されなくなる。

  • 45歳未満の人だけが対象。
  • 専門実践教育訓練の受講者でなければ受給対象にならない。
  • 出席している間だけもらえる。

申請手続き

  1. 原則本人の住所を管轄するハローワークへ申請・手続きを行う。
  2. 受講開始日の1か月前までに行う必要がある。
  3. 専門実践教育訓練の教育訓練給付金の手続きと同時かそれより後に行う。

くわしくは、管轄内のハローワークで相談に乗ってくれる。

申請の方法などは厚生労働省の教育訓練給付制度についてのページを参照してください。

看護学生は失業保険の給付金はもらえる?

失業保険の給付金は、働く意思と能力があるにもかかわらず、働けない状態の人に出る給付金です。

このため、看護学校の学生は対象外となるようです。

【体験談】私の看護学生時代のお金事情

  1. 独身の頃に貯金していたお金を切り崩して遣っていた。
  2. 県の修学金支援制度による奨学金の貸与を受けていた。
  3. 社会保険については夫の扶養に入れてもらっていた

私が通っていたのは私立の3年制の看護専門学校でした。

残念ながら、専門実践教育訓練の指定の学校ではなかったため、専門実践教育訓練給付金や教育訓練支援給付金はもらえませんでした。

看護学校の1年生では、学費にプラスして入学金や教科書代、実習着代など、まとめて出ていくものも多く、一気にお金が必要でした。

1年生の時にかかったお金は、自分が独身時代で貯金していたお金でなんとか賄えました。

2年生から県の修学支援制度の奨学金を利用することになり、毎月入金される奨学金に手をつけずにそのまま貯金しておき、2年生と3年生の学費はそれでほぼ賄うことが出来ました。

社会保険については、夫の扶養に入れてもらっていました。

その他、学費以外でかかるお金については、貯金を少しずつ切り崩したり、夫のお給料から少し頂いたりしてやりくりをしていました。

娘を保育所に通わせたりもしていたので、経済的にはあまり余裕がない生活でした。

しかし、無事に看護師免許を取得して看護師になってからは、一気に年収もアップし、生活が潤うようになりました。

奨学金は県の指定の病院に就職したため、全額返還免除となり、とてもありがたかったです。

これが私の看護学校時代のお金の事情です。

本記事まとめ

社会人経験者だからこそもらえるお金
  • 指定された学校に通うと専門実践教育訓練給付金がもらえる。

入学料と学費の合計の50%が在学中にもらえる。

卒業後に残りの20%がもらえる。

支給の上限は合計168万円まで。

  • 給付金をもらうには、受講開始日前にキャリアコンサルティングを受けなければならない。

お住いの最寄りのハローワークで申請を行う。

  • 専門実践教育訓練給付金の制度を利用する45歳未満の人は、さらに教育訓練支援給付金がもらえる。

この制度を利用することで、生活費の一部を援助してもらえる!!

看護学校を探す時には、「専門実践教育訓練の指定の学校であるかどうか」は資金面で、かなり重要なポイントになりそうですね。

驚くほど多額の給付金がもらえることになります!!

公的な制度は自分で申請しない限りもらえないので、あなたが対象になっている場合には必ず申請してください。

あなたがこれらの制度の対象にならない場合・・・

その他にも利用できる制度がありますので落ち込まないで下さい!!

私も専門実践教育給付金や教育訓練支援給付金の対象外でした。

しかし、奨学金制度をうまく利用しながら、なんとかやりくりをすることが出来ました。

奨学金のことについては「主婦や社会人必見!看護学校の奨学金について」にくわしくまとめてありますので参考にしてみて下さい。

都道府県によっては、指定の病院に就職したら奨学金を全額免除してくれるというありがたい奨学金もあるので、必ずチェックしておいた方が良いですよ。

看護学校の選び方については、「子育てしながら看護師になりたい!看護学校選びの5つのポイントとは」でくわしく解説しています。

あなたが主婦なら絶対にはずせないポイントを、私の体験談をもとにくわしくまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

看護学校の受験勉強はどうしたら良いの?と思うあなたは、「【独学可能】主婦・社会人が看護学校に合格するための受験勉強の方法」でくわしくまとめています。

独学で勉強して看護学校に一発合格した私の体験をふまえながら、おすすめの参考書や勉強方法をまとめています。

これから独学で受験勉強を始めるあなたに必ず役立つ情報満載なので、参考にしてみて下さい。

お金のことや勉強のこと・・・家庭のこと・・・
看護師を目指そうと思っても悩みが沢山あってなかなか勇気がでませんよね。

私もあなたと同じように様々な悩みを抱えつつも、勇気をもって新たな道にチャレンジしたことで、今は180度違う生活を送っています。

収入も一気にアップしたので、夢だったマイホームを購入。

看護師として働く毎日は何かと忙しいですが、充実した幸せな日々を送っています。

あなたも夢への小さな一歩として、まずは看護学校の資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか?

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悩みながらも前向きに頑張ろうとしているあなたを応援しています。

本記事が少しでもあなたのお役に立てますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。