看護学校入学まで

主婦や社会人必見!看護学校の奨学金について

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ナースになりたいA子さん
ナースになりたいA子さん
看護学校に行きたいけれど、お金のことが心配です。
主婦や社会人が利用できる奨学金制度はありますか?
もふにゃん
もふにゃん

はい、あります。
私も学生の頃、奨学金制度を利用していました。
どのような奨学金制度があるか、くわしくまとめますね。

看護学校に入りたいけれど、家庭がある主婦は、学費と家計のやりくりが出来るのか、とても不安ですよね。

社会人から看護師を目指すあなたも、今まで固定で入ってきた収入がなくなるので、不安はとても大きいですよね。

私も同じ不安を抱えていたので、あなたの気持ちがよく分かります。

経済面での問題を解決するには、奨学金をうまく利用するというのもひとつの方法ではないかと思います。

私も、奨学金を利用して看護学校の資金を賄っていた経験者のひとりです。

奨学金制度を利用することで、毎月、決まった金額が口座に振り込まれる安心感はとても大きいものでした。

ここでは、経済面に不安をかかえるあなたのために、看護学校で利用できる奨学金制度についてまとめて行きたいと思います。

主婦や社会人必見!看護学校の奨学金について

主婦や社会人のような既卒者が利用できる奨学金について以下にまとめて行きます。

都道府県・市区町村の看護師修学資金貸与事業

都道府県や市区町村などの自治体の事業のなかで設けられている奨学金制度です。

各都道府県・各市区町村により違います。

利子がつくものと無利子で借りられるものがあります。

自治体によっては、奨学金の返還免除の制度があったりもします。

ちなみに私は学生の時、自分が住んでいる県の奨学金の貸与を受けました。

これには、5年間県内の指定の医療機関で働けば全額免除するという条件がついていました。

そして卒業後、指定されている病院に就職し、5年間継続して勤務したところで、奨学金は全額免除となりました。

本当にありがたい制度でした。

市区町村でも、独自の奨学金制度を設けているところもあります。

自治体によって違いますので、あなたのお住いのところではどうか、各都道府県・市区町村のホームページで情報収集してください。

各自治体の公式ホームページから、「看護師 奨学金」とホームページ内を検索すると情報が得られるはずです。

参考までにいくつかリンクを貼っておきます。

新潟県:「看護学生等が利用できる県・市町村・病院の奨学金等支援制度について」
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/ishikango/1356788496540.html

東京都:東京都福祉保健局 看護師等修学資金貸与事業
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/shikaku/syugaku/

神奈川県:修学資金がサポート
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f5510/documents/syuugakusikingasapouto.html

京都府:京都府看護師等修学資金貸付制度について
http://www.pref.kyoto.jp/iryo/1278569842647.html

長崎県:長崎県看護職員修学資金
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/iryo/shuugyou-shien/kango-shuugakushikin/

日本学生支援機構の奨学金

日本学生支援機構とは、日本において主に学生に対する奨学金事業や、留学支援・外国人留学生の修学支援を行う独立行政法人です。

日本支援機構の奨学金は、経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等をふまえ、学生が安心して学べるよう、貸与または給付する制度です。

奨学金には、「給付型」「貸与型」があります。

給付型は学生が対象です。

社会人経験者は貸与型を利用することとなります。

奨学金が受けられる条件や金額、返済のことなど、詳しくはホームページで確認してください。

日本学生支援機構ホームページ
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/index.html

病院独自の奨学金制度

各病院で独自の奨学金制度を設けている病院があります。

病院が学費の貸与を行い、その病院で一定期間働くことにより、返済が免除になる、という条件がついている場合が多かったりします。

年齢制限を設けている病院もありますが、ほとんどの病院が社会人経験者でも利用できるようになっています。

あなたがお住いの周辺で、就職先のリストにあがりそうな病院をピックアップしてみて下さい。

そして、インターネットで「○○病院 奨学金」と検索してみて下さい。

奨学金制度を設けている病院なら、情報が出てくると思います。

また、ホームページに掲載していない病院もあるので、就職先の候補にあがりそうな病院に直接電話して、奨学金制度があるか聞いてみると良いです。

病院での奨学金の金額は、病院によって違いますが、大体月5万円くらいのところが多いようです。

ただし、この奨学金を借りる場合には、基本的にその病院へ就職することが条件となるので、その病院はどのような病院かについての情報収集を行いながら、貸与を受ける際には慎重に判断する必要があります。

申し込みの際には、学校をとおしてではなく、各自で病院に申し込むことになります。

看護学校独自の奨学金

 看護学校により、独自の奨学金制度を設けている学校があります。

 志望校の奨学金がどうなっているか、学校のホームページなどで調べてみて下さい。

[体験談] 私が受けた奨学金

私は、看護学校時代、自分が住んでいる県の奨学金制度を利用しました。

実は入学当初、情報収集があまく、看護学校の奨学金制度について詳しく調べていませんでした。

大学生だった頃、奨学金の貸与を受けていたことがあり、その返済が終わったばかりだったので、また借りるということに抵抗もあったことから、奨学金はもういいや、自分で何とかしよう、という思いがありました。

このため、1年生の時には貸与は受けていませんでした。

しかし、入学してしばらく経った頃、クラスメイトの子持ち学生のAさんから、5年間指定の病院で働けば全額返還免除になる奨学金制度を利用しているということを聞き、そのような奨学金制度があることを初めて知りました。

無知でいることはこわいですね。

私も申し込んでいればよかったな、と後から思いました。

その後、私は1年生の途中で妊娠が発覚し、1年生の後期から、妊娠・出産のため1年間休学することになりました。

1年間の休学を経て、学校に復帰して2年生に進級するタイミングで、私も県の奨学金制度を利用することにしました。

当時、県の奨学金制度には一種と二種があって、一種でなければ全額返還免除の条件がついていませんでした。

1年生の時、勉強を頑張っていたので成績優秀者と認められ、また、経済的にもかなり厳しい状況であったため、条件をクリアし一種の奨学金を貸与してもらえることになりました。

月に36000円ずつ支給されていました。

36000円×12か月分で、年間432000円です。

2年間で864000円の貸与を受けました。

そして、卒業後に県が指定した病院で5年以上継続して勤務したので、全額返還免除の対象となりました。

この制度は本当にありがたかったです。

今調べたところ、私の県では、奨学金制度は残っているものの、残念ながらこの全額返還免除という制度はなくなってしまったようです。

他の都道府県のホームページを覗いてみましたが、自治体によっては、返還免除の制度を設けているところもありました。

あなたがお住いの自治体にこの制度があると良いですね。

また、他のクラスメイトBさんは、ある病院の奨学金制度を利用していました。

Bさんは、月に5万円くらいその病院から貸与してもらっていると言っていました。

Bさんは卒業後、その奨学金を借りていた病院へ就職しました。

5年間その病院で働けば、今まで借りていた奨学金は全額返還免除になるとのことでした。

最近、そのBさんに近況を聞いたら、5年間働いて返還免除になった後、しばらくして別の病院へ転職したとのことでした。

Cさんは、返還免除の制度がない、奨学金の貸与を受けていました。

卒業後、就職したらすぐに返済が始まっていましたが、Cさんは独身だったので、もらった給料からの返済は特に苦しいこともなく、やりくり出来ていたようでした。

ですが、奨学金を借りるということは借金していることと同じなので、奨学金の金額が高ければ高いほど、卒業してからの返済が大変になるので注意が必要です。

奨学金の種類によっては、何段階かに分かれていて、金額を選べたりするものもあります。

そういう場合、後々の返済のことを考えると、判断は慎重に行った方が良いと思います。

このように、様々な種類の奨学金がありますが、どの奨学金の貸与を受けるかにより、卒業後、どうなるかが変わって来ます。

返還免除付きの奨学金の制度は、経済面で困っている主婦や社会人にとってはありがたい制度ですが、就職先が限定されてしまうというデメリットもあります。

様々な種類の奨学金制度があるので、よく調べて、自分に合ったものを利用できると良いと思います。

私は、情報収集をせずに無知であったので、看護学校に入学してから本当に後悔したという経験があります。

だからあなたには、看護学校に入学する前からしっかり情報収集をしておくことを強くおすすめします。

主婦や社会人が利用できる看護学校の奨学金のまとめ

本記事のまとめです。

1.奨学金にはさまざまな種類がある。
2.無利子で借りられるもの、利子がつくものがあるので各奨学金について良く調べること。
3.就職したらすぐに返済が始まるので、沢山借りすぎると後から返済に追われて生活が大変になる。
4.奨学金の種類によっては、条件により返済が免除される奨学金もある。
5.病院の奨学金は、そこの病院への就職が条件になっている場合がほとんどなので、選択は慎重にすること。
6.看護学校入学前から、奨学金についてしっかりと情報収集をしておくと良い。

以上、奨学金についてまとめました。

奨学金にはさまざまな種類があるので、事前にしっかりと情報収集をして、自分に合った奨学金を借りられるようにしましょう。

また、社会人経験者だからこそもらえる給付金がありますのでこちらの記事でチェックしておきましょう。
必ず知っておくべき情報をまとめています。

本記事があなたのお役に少しでも立てると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。