今のうちに準備しておくことはありますか?
お子さんを預ける場所探しは、まず最初にしておきましょう。
こんにちは。
現役看護師として病棟で日々奮闘しているもふにゃんです。
臨床指導者として学生さんの指導も担当しています。
今回は、出産・育児のために休学中の人が、復学までにしておくべき準備についてまとめて行きたいと思います。
話が長くなるので、育児面と学習面で別記事にまとめて行きたいと思います。
この記事では育児面での準備についてまとめて行きます。
学習編については別記事のこちらを参照してください。
目次
看護学校休学中にやるべきこと【育児編】
1.まずは無事に出産を。
そしてお子さんとの大切な時間を精一杯楽しむ。
妊婦で大変でしたが、無事に休学まで乗り切ったこと、お疲れさまでした。
いよいよ出産が近づいてきます。
出産は人生の一大イベント。
無事に出産できますように、心身ともに体調を整えて過ごしてくださいね。
そして、無事に出産が終わった後は、我が子との時間を思いきり楽しんで下さい。
我が子のことだけを考えて、たっぷりと愛情をかけてあげられるのは休学中だけです。
もちろん、看護学校に復学してからも、たっぷりと愛情をかけていくことに変わりないですが、「我が子のことだけを考える」ということが出来なくなります。
学校の課題に追われ、勉強に追われ・・・それと同時進行での育児になるので、自分の子どものことだけを優先できなくなります。
学校へ復学してからの毎日は想像以上に過酷です。
休学中の心身ともにゆとりがあるうちに、お子さんとの大切な時間を精一杯楽しんでください。
2.子どもの預け先について考える。
保育施設探しをしよう
生まれてきた子どもは、あなたが復学をする時にどうしますか?
実父母や義父母が預かってくれるというのであれば安心ですね。
しかし、みんなそれぞれ仕事をしていたり、持病を持っていたりするので、そういうわけに行かない人の方が多いと思います。
休学に入ってからまずやるべきことは、「保育施設探し」です。
子どもを見てくれる人がいないのなら、保育施設で預かってもらうしかありません。
地域によっても差がありますが、「本当は保育所に入りたいのに空きがなくて入れない」という状態の子が沢山います。
また、保育施設によっては、申込期間が決められていたりします。
育児が落ち着いた頃に保育所探しをするのでは間に合いません。
休学に入ったら、自分の時間が持てると思うので、この時間を利用して、自宅周囲にある保育施設の情報収集をしておきましょう。
まだ出産していない状態では入所申し込みはできませんが、情報収集をしておき、希望する場所をいくつかピックアップしておきましょう。
そうすれば、出産後にすぐに行動に移すことが出来ます。
市区町村の公立保育所は、4月からの新規入所の場合には、前年度の9~10月頃から申し込みの手続きが始まるところが多いです。
しかし、申し込みをしたからといって入所できるわけではありません。
待機児童も沢山いたりします。さらに、定員枠以上の入所申し込みがあったりします。
そのような状況の中、各家庭の事情などを見ながら、どの子を優先させるべきか、自治体が判断し査定して、入所できるかどうかが決定されます。
入所できるかどうかはっきり決定されるのは、年が明けてから2月頃までの自治体が多いです。
この場合、入所できません、という結果が来てから次の保育施設を探すのでは間に合いません。
公立保育所以外にも、様々な保育施設があるので、色々と情報を収集しておくことが大切です。
保育施設によっては、年間を通して入所申し込みを受け付けてくれている場所もあります。
第一希望がダメだった場合、どの保育施設にするか
第二希望もダメだったら・・・
と、いくつかのパターンを想定して、保育施設を探しておきましょう。
お住いの地域により、保育施設がどのくらい充実しているか、待機児童がどのくらいいるか、など違うので、しっかり情報収集をして、復学までに安心してお子さんを預けられる場所を探すようにしましょう。
お子さんのためにも、慣らし保育をする期間が必要なので、復学の1か月前には入園できるところを見つけましょう。
保育施設探しの私の体験談
ちなみに私の場合には・・・
自治体が運営している公立保育所が第一希望でした。
4月からの新規入所希望の申し込み受け付けは9月から始まっていたようです。
私が出産したのは12月。
出産して落ち着いた頃には既に受け付けは終了していました。
私が復学を考えていたタイミングは次の年の10月からです。
実父母、義父母ともにみんな仕事をしていたので子どもを預けられません。
なので、10月までに保育施設を探す必要がありました。
第一希望は自宅から最も近い距離にある、公立保育所だったので、役所に相談に行き、途中入所の申し込み手続きをまず済ませました。
いわゆる「待機児童」という状態になりました。
役所の人に相談すると、途中入所の空きはなかなか出ないとのことでした。
公立保育所に空きが出るまでの間、預かってもらう場所を探しました。
自宅と看護学校周辺の保育施設をいくつか探して、電話で直接、入所できるかどうか聞いてみました。
学校から近い場所にある乳児園に空きがあるとのことだったので、見学に行きました。
主人の職場からも車で10分ほどの距離にありました。
その乳児園は2歳までの子を対象にした保育施設でした。
主人と見学に行きましたが、雰囲気が良さそうで、先生方も優しそうだったので、そこに決めました。
その乳児園の園長先生に、10月から看護学校に復学したいということを相談しました。
親身になり相談に乗ってくれました。
慣らし保育をして、心配ないようにしよう、ということで、9月当初から乳児園にお世話になることになりました。
それと同時期に、第一希望である公立保育所の次年度の申し込みが9月から始まったので、新規申し込みもしておきました。
その後、乳児園には7か月間お世話になり、次年度の4月から公立保育所に入所することになりました。
復学前には慣らし保育が必要
今までお家で愛情たっぷり、お母さんと一緒に過ごして来たお子さんが、他の場所で生活をしなければならないというストレスは計り知れません。
お母さんと離れなければならない生活や、初めての集団生活に慣れるまでにはかなりの時間がかかります。
慣らし保育の仕方は、その保育施設によって様々です。
保育士さんたちは、子どもの様子を見ながら、徐々に慣れるようにしてくれます。
・まずは、お母さんと一緒にその保育所で過ごしてみる。
・その次に、短時間だけお子さんだけ預ける。
・慣れてきたら時間を増やして行き、昼食を食べるところまで預ける。
・さらに慣れてきたらお昼寝まで預ける。
・そして、夕方まで預ける。
こんな感じで段階を踏んで、徐々に慣らして行きます。
復学までに1か月間程度は余裕を持っていたほうが安心です。
3.復学の時期を最終決定し復学の手続きをする
休学届を提出する時に、いつまで休学をするのか、既に学校に書類で提出してあると思います。
しかし、実際に出産して育児を経験すると、あらかじめ決めておいたタイミングとはずらすことが必要になることも考えられます。
子育てで手一杯すぎて学校への復学はまだ無理だとか、復学したいけれどお子さんを預けられる保育施設が見つからないなどなど、出産前には想定していなかった問題も出てくるかもしれません。
ご家族と十分に話し合い、復学の時期が予定通りで大丈夫か確認しましょう。
その後、学校の学生課に行き、復学の手続きをする必要があります。
学校のカリキュラムのこともあるので、復学の時期がずれそうなら、復学届を提出する前に先生に相談してアドバイスをもらった方が良いですよ。
4.辛い気持ちを切り替える方法
復学するためにお子さんを保育施設に預けなければならない場合・・・
最初は、預ける時に必ず大泣きをします。
我が子が必死に「行かないで~置いていかないで~」と訴えかけるように大泣きをしている様子を見るのは、母親としてとても辛くて、身を引き裂かれる思いがします。
子どもを預けて、振り返らないように急いで自分の車に乗り込み、かなしさやら子どもへの罪悪感やらで涙がどっとあふれ出す・・・
私もこんな思いを何度したことかわかりません。
本当に、毎日身を引き裂かれる思いがします。
そのたびに
「かわいい我が子をこんな目に合わせて、自分は何をやっているんだろう?」
「子どもにこんな辛い思いをさせてまで、看護学校に通うなんて、なんてダメな母親なんだろう」
「こんなことをして大丈夫なのかな」・・・
などなど、色々な思いに悩まされると思います。
でも、子どもが本当に辛そうなのは最初のうちだけです。
母親の心配はよそに、適応能力の高い子どもは、意外にもすぐに慣れてくれます。
慣れてきた頃には、保育所に行くのが楽しくて楽しくて仕方ない、そうなってくれます。
お子さんが必死で泣いている様子を見た時、「看護学校なんかやめてしまおうか」という思いが出てくると思います。
でも、それはこの先、誰もが通る関門です。
なぜなら、どんなお子さんも、必ず母親と離れなければならない時が来るからです。
そのタイミングが少し早いだけ、という風に気持ちを切り替えて、慣れるまでの一番つらい期間を母子ともに頑張って乗り切りましょう。
また、「子どもに辛い思いをさせてまで看護学校に通っている」というあなたの罪悪感は、その後の看護学校の辛い毎日を乗り越えていく原動力にもなります。
実際に私はそうでした。
復学した後、乳児を育てながら看護学校に通うというのは、想像以上に大変です。
特に看護実習期間は、最もつらくて、本当にもう限界かも・・・と思うことが度々ありました。
そんな時・・・
かわいい我が子にさみしい思いをさせてまで、看護学校に通わせてもらっているんだから、絶対に、絶対に途中で投げ出すことなんてできない!
何が何でも最後までやり切ってやるぞ!
ここであきらめたら、今まで我が子に辛い思いをさせて来たことが意味になくなってしまう。だから絶対にあきらめない!!
こんな風に自分を奮い立たせることで、何とか頑張って、無事に卒業することが出来たのです。
きっとあなたも、同じ気持ちになることがあるはず。
そんな時には、何とか気持ちを切り替えて頑張ってください!!
同じ体験をした人に思いを打ち明けることで、あなたの心の負担が少しでも軽くなれば、と思います。
辛い時にはお問い合わせフォームからコメント下されば相談にのりますよ(*´▽`*)
看護学校の休学中にやるべきことまとめ【育児編】
1.まずは無事に出産を。
そしてお子さんとの大切な時間を精一杯楽しむ。
復学したら大変な毎日だと覚悟をしておく。
2.子どもの預け先について考える。
保育施設探しは出産前からしておくと良い。
保育施設によって申し込みの時期の制限があるので注意が必要。
見学などをして保育施設を決定し申し込みをする。
慣らし保育が必要なので、ゆとりを持って申し込みをする。
公立保育所に入所が第一希望なら、同時に申し込みをしておき待機の状態にしておく。
3.復学の時期を最終決定し復学の手続きをする
復学の時期をずらしたい場合は、学校の先生に相談してから決定する。
4.辛い気持ちを切り替える方法
子どもを預けるという辛い気持ちは誰もが通る関門。
くじけそうな時には、上手く気持ちを転換して卒業まで何とか乗り切って行こう。
自分のかわいい子を誰かに預けなくてはならない辛さと罪悪感・・・
分かります。
そして、育児をしながらもう限界と感じながらの看護学校生活・・・
分かります。
私もそんな思いを抱えながら何とか看護学校を卒業し、看護師になっています。
あの時、あきらめなくて良かった!!と思います。
あなたもとてもつらい毎日になるかもしれませんが、それを乗り切れば明るい未来が待っています。
辛い時にはお問い合わせフォームからご連絡頂ければお話を聞きます(*’ω’*)
本記事が少しでもあなたのお役に立てますように・・・
子育てをしながら看護師になるために頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。