看護実習

電子辞書は看護学生・新人看護師に必要?おすすめ辞書のメリット・デメリット

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看護学生B子さん
看護学生B子さん

看護学生です。
電子辞書は必要ですか?
高いから購入するか迷います。
今の時代スマホがあれば電子辞書はいらないのでは?

もふにゃん
もふにゃん

スマホは病棟に持ち込み禁止!!
電子辞書なら持ち込みOK。
臨床ではその時その場で調べたいことが沢山!
病棟内で調べたいことがある時、電子辞書はとても役立ちます。
看護学生・新人看護師時代の私には必須アイテムでした。

電子辞書は高いので、本当に買うべきなのかとても迷いますよね・・・

最近よく見かけるのは、

「今の時代はスマホやPCで何でも調べられるから、わざわざ高いお金を出して電子辞書を買う必要なんてないよ!」

っていう意見です。

でもこれって、実際に自分で持っていない人が言っている意見が多い気がします。

私は実際に、看護学生から新人看護師時代にフル活用して来ました。

購入する前は本当に迷いに迷いましたが・・・・

当時私は乳児を抱えたママ看護学生で、少しでも効率的な学習ができるのなら、という理由で、未来への投資と思って思い切って購入しました。

結果、買って本当に良かったです。

実際に、どのように役立つかについて、私の体験談をもとにまとめます。

メリットだけでなくデメリットについても解説します。

また、学生さんの指導をしている臨床指導者として、実際の実習でこういう場面で役立つよ、という視点でのアドバイスも入れて行きます。

この記事を読み終える頃には、あなたの看護学生・新人看護師時代のお助けアイテムのリストがひとつ増えるかもしれません。

<本記事を読むメリット>

  • 看護学生におすすめの電子辞書が分かる
  • 電子辞書のメリット・デメリットがわかる
  • 看護学生の電子辞書の活用方法が分かる。
  • 新人看護師になってからの電子辞書の活用方法が分かる。

目次

1.看護学生には医学書院の「看護医学電子辞書」!

ズバリ!!

看護学生におすすめの電子辞書は、医学書院が販売している「看護医学電子辞書」の一択です。

最新2022年版「看護医学電子辞書16」 価格:55500円(税込61050円)

16のシリーズが最新版となっています。

理由は、他の電子辞書には入っていない、看護や医学の膨大な情報が収録されているからです。

看護学生は、一般的な電子辞書の機能よりも、看護・医学の情報を調べ物に利用するという使い方をすることがメインになります。

なので、一般的な電子辞書を購入しても、臨床では役立ちません。

この理由から、看護学生におすすめの電子辞書は、医学書院の「看護医学電子辞書」一択となります。

私も看護学生の時に購入し、実際に愛用していました。

ちなみに私の実習評価は、どの実習もすべてA評価でした。

これにはこの看護医学電子辞書がかなり助けてくれたと思います。

とてもとても高い買い物ではありましたが、看護師になってからも大変重宝していました。

つらい看護実習・・・
そして看護師になってからのつらい新人時代・・・

これを乗り越えるために必須のアイテムでした。

2.看護医学電子辞書のメリット

実習で調べたいことがあったらその場ですぐに調べられる。

みなさんの大きな不安・恐怖のひとつに、「指導者からの質問」があげられるのではないでしょうか?(*´Д`)

私も学生の頃、指導者からいつどんな質問をされるのか、答えられなかったらどうしよう・・・という不安と恐怖を抱きながら実習に臨んでいたものでした。

私は、そんないや~な気持ちがあったので、看護学生さんに質問する時には、きつい口調にならないように気をつけています。

私たち指導者は、もちろん学生さんをいじめるために質問しているわけではないです。

質問をすることで、学生さんがどのくらい理解できているのかを知り、理解できていないところは教えてあげたいという思いから質問をします。

そしてすべては患者さんに安全・安楽なケアを提供するためです。

きちんとした意図がない、根拠のない計画のままケアを実施すると、患者さんに迷惑がかかることになります。

なので、ここはどうなのかな?大丈夫かな?というところは、学生さんに質問をして確認しています。

でも、学生さんからしたら、この指導者からの質問は恐怖でしかないですよね・・・

私も実際、学生の頃はそうでした。

だから、学生さんたちの不安や恐怖という気持ちはとてもよく分かります。

そんないつ質問されるかわからない不安を和らげてくれるのがこの辞書です。

私は常にこの辞書を実習の時には持っていき、すぐに調べられるようにしていました。

指導者さんから質問されたことはすぐに調べ、調べたことをもとに自分なりに考えて報告するようにしていました。

この辞書を購入してからは、何か質問されても大概のことは辞書で調べられるから大丈夫、と心に少し余裕がもてるようになりました。

実習指導を担当していると、学生さんの朝の行動計画発表の時に、計画が抜けてしまっていたり、細かいところまで立案されていなかったりして、「ここをもっと調べて」「ここの計画を修正して」などというアドバイスを、毎日しています。

学生さんはその計画を修正してからでないと、計画の実施をすることが出来ません。

一日の実習をスムーズにすすめていくためにも、いち早く計画を修正しなくてはなりません。

そんな時、さっと調べられるこの辞書はきっと役立つはずです。

実際、私もこの辞書にかなり助けられました(*’▽’)

ただ、辞書には詳細な内容までは載っておらず、おおまかな内容にとどまっていることが多いです。

なので、使い方としては、急遽調べることがあったときに、さっと調べて応急処置的な使い方をして、その日の実習を乗り切る。

そして、理解が浅いところは家に帰ってから教科書や参考書などで調べて、理解を深めながら実施の振り返りをするという使い方をするようにしましょう。

調べながらできるので、記録物がはかどる。

看護実習の大きな山場は、初日からどんどん進めなくてはならない、受け持ち患者さんの情報収集とアセスメントです。

それぞれの学校でどの看護理論を用いるかが違いますが、自分の学校から提示されている情報収集の枠組みがあり、それに患者さんの情報をどんどん記載して行きます。

そして、情報収集したことからアセスメントを行い、患者さんにどんな問題が生じているのかを明らかにする、これが実習の最も大きな山場になります。

これを少しでも効率的に進めるためには、調べられる資料が必要になります。

患者さんの疾患の病態や症状、内服している薬や検査のことなど、色々なことが収録されているので、実習の合間に調べ物がどんどんできて、効率的に記録がすすめられます。

おおまかなことしか載っていない場合も多いので、この辞書だけで全てを済ませるのは無理ですが、難しい医療用語の意味や、検査データ、薬のことなど、ちょこちょこスキマ時間に調べるのには効率的で最適です。

家でやる宿題を減らすことが出来る。

バイタルサイン測定や実施したケアについて、学生さんは必ず指導者へ報告しなければなりません。

この報告の時に、指導者から色々な質問をされて、答えられない場合には、「調べておいてね」と課題を出されることが多々あります(;´д`)

こういった場合は、出来ればすぐに調べて、
「先ほどの~~についてですが、調べたら○○ということだったので、~~だと考えます。」
というように、その日のうちに指導者に報告が出来ると良いです。

しかし、その時に調べられない場合には、翌日までの課題となります。

ただでさえ、家に帰ってからは実習記録に追われて時間が足りない毎日です。

少しでも家での宿題をなくすためには、その日のうちに解決できることは、実習時間内に済ませてしまった方が良いです。

投げかけられた課題をすぐに解決して報告すれば、指導者や教員からの評価ももちろん高くなります。

そのためには、その場ですぐに調べられるような資料が必要になります。

こんな時に、看護医学電子辞書があれば、すぐに対応することが出来ます。

また、同じことを調べるのにも、あの本やこの本、色々引っ張り出して調べる必要があります。
しかし、看護医学電子辞書なら、複数の本の内容が収録されており、看護・医学についてかなり膨大な情報が掲載されているので、効率的に調べることができます。

実習の最強のお助けアイテムとなってくれます。

ただ、内容がおおまかにしか載っていないこともあるので、情報が足りない場合には、家に帰ってから教科書や参考書で調べてしっかり理解を深めるようにしましょう。

医療機器に影響しないので病棟内へ持ち込める。

電磁波を発生させる携帯電話の持ち込みは絶対にしてはいけません。

学校からも、実習中は、携帯電話は電源を切ってロッカーにしまっておくように指導されると思います。

しかし、この看護医学電子辞書は医療機器に影響しないため、看護実習の時に実習病棟へ持ち込むことができるので安心です。

ちなみに、製品の取扱説明書に病院や航空内などに持ち込まないようにという記載があり気になったので、医学書院本社に確認したところ、電子製品なので微弱ながら電波を発生するが、医療機器には影響を及ぼさないため、病棟内へ持ち込んで大丈夫という回答を頂きました。

看護師になってからも、病棟に持ち込んで置いておくことが出来ます。

収録内容がとても充実。なのにコンパクトで持ち運びが楽!

この看護医学電子辞書には膨大な本の内容が収録されています。

この電子辞書の代わりに本を1冊1冊持っていくとしたら、かなりの量と重さになります。

膨大な情報をコンパクトに持ち歩くことが出来るのは、とても大きなメリットです。

以下に、この電子辞書に収録されているもので実習で必ず役立つものについてあげておきます。

医学用語・略語が調べられる

カルテを読んでいると略語や医学用語がならんでいてチンプンカンプン・・・。

調べてからでないと何もすすまない・・・

そんな時、すぐにその場で調べられるので安心です。

看護技術が動画で学べる。

看護実習に役立ちそうな看護技術の動画が70本、収録されています。

実際に動画で見るととても分かりやすいので、実習の事前学習に役立てることが出来ます。

症状からみた看護過程の展開や、NANDA看護診断定義と分類が入っている。

看護過程の展開は看護実習に必須のつきものです。

毎回やることです。

それに対する情報が収録されており、アセスメントをする時に役立ちそうです。

治療薬マニュアルが収録されている。

もちろんこれは必須ですね。

受け持ち患者さんが内服している薬については、すぐに調べておく必要があります。

薬のことについては、指導者からもとても質問されやすいです。

すぐに調べられるので、安心です。

臨床検査データブックが収録されている。

受け持ち患者さんの検査について調べることも必ず必要です。

患者さんがその日に行った検査のことについて、すぐに調べることが出来るので、計画の修正や立案に役立ちます。

アセスメントの際にも役立ちます。

国試の学習も出来る。

看護師国家試験の学習は、参考書や問題集を解いていくという方法がメインの学習方法になるかと思います。

しかし、すき間時間にコツコツと学習することが必要です。

この辞書は、国試の学習が出来るようになっています。

電車やバスなどの移動時や、家でのちょっとしたすき間時間に、国試の学習ができるので便利です。

パソコンやコンセントから電源が取れる。

単3電池2本で動く仕組みになっていますが、別売りのケーブルやUSBケーブルやACアダプターを使用することで、パソコンやコンセントから電源を取ることが出来ます。

※充電はできません。

パソコンやコンセントに接続している間だけ、電源が取れるという仕組みのようです。

電池だけで動かしていると、電池の減りが早くて意外に電池代がかかります。

家で使用する時は、コンセントやパソコンから電源を取るようにすれば、電池の消耗が節約できます。

※カシオ計算機製の別売品
・USBケーブル(CB-20USB)
・USB-ACアダプター(AD-XA04J)

購入後、3年間無料で「看護大辞典」「ポケット医学英和辞典」はスマホやパソコンから観られる閲覧権つき。

私がこの電子辞書を購入した時には、こんな便利な特権はなかったのですが。

購入して3年間「看護大辞典」「ポケット医学英和辞典」はスマホやパソコンから観られる閲覧権つきという特権がついています。

病棟内へはもちろん携帯電話を持ち込むことはできませんが、家で勉強している時に、スマホから調べ物が出来るのは便利です。

治療薬マニュアルは、新しいものが出たら後から追加できる。

治療薬は日々研究されており、新薬が出たりして、情報が少しずつ入れ替わって行きます。

あなたが、看護師になってから、最新の治療薬マニュアルが欲しい場合には、カシオ電子辞書用追加コンテンツのmicroSDカードをあとから購入すれば追加することが出来ます。

3.看護医学電子辞書のデメリット

一般的な電子辞書に比べて、値段がかなり高い。

大学生が使用する一般的な電子辞書の相場は3~4万円程度のようです。

これに比べるとかなり高いです。

しかし、収録内容をみると高いのには納得できます。

詳細ではなく、おおまかにしか載っていないことが多い。

看護医学電子辞書には膨大な量の医学・看護の情報が収録されています。
しかし、内容については広く浅くというイメージを持っていた方が良いです。
これは看護医学電子辞書のデメリットであると言えます。

ひとつのことについて、やはり参考書ほどは詳細には載っていません。

疾患については、おおまかな概略と症状だけ載っているということも多いです。

だから、これだけで学習が済ませられるというものではありません。

使い方としては、臨床で急遽調べ物をしたい時に、とりあえず辞書で調べて応急処置をするというイメージでいるのが良いです。

実習で質問された時や、急ぎで何かを調べないといけない時、とりあえずこの辞書で調べます。
そしてその情報をもとにして、その日の計画を急遽変更する時などに使います。

たとえば、指導者さんから、
「受け持ちのA様、昨日発熱していたよね?そのあと、この点滴が追加になったんだけど、どうしてかわかりますか?血液検査の値はどうでしたか?今日はどんな点に特に注意して観察しますかしたり、ケアしたりしますか?」
と朝の行動計画の発表の時に突っ込まれたとします。

点滴の名前・・・
血液検査の値・・・
点滴をしている患者さんの場合は、清拭する時どこに注意したら良いかな・・・
などなど・・・

速攻で調べて計画を修正しなくてはなりません。
そうしないと、その日のケアをさせてもらえないからです。

こんな時に、さっと調べられる電子辞書が便利です。

応急処置としてその場でさっと調べて計画を修正。
そして、ケアを実施。
帰宅してから、参考書などでもっと詳しく調べて理解を深めながら実施したことの振り返りをしていく。

こんな感じの使い方ができます。

朝の計画修正に時間がかかってしまったら、その日はすべての計画がどんどん遅れてしまい、やりたかったことが結局できずに一日が終わってしまいます。

実際に、そういう学生さんの状況を何度も見かけます(;´д`)

電池代がかかる。充電ができない。

単3アルカリ乾電池2本で動く仕組みです。

電池の消耗が結構早く、電池を定期的に入れ替える必要があります。

私は学生の頃、実習先で電池切れになると嫌なので、予備の電池をいつも持ち歩いていました。

新人看護師の頃にも同じようにしていました。

ただし、別売品のUSBケーブルやACアダプターを購入すれば、パソコンやコンセントから電源を取ることが可能です。

つないでいる間だけ電源を取るという仕組みです。

充電ができないというのがデメリットです。

新しい情報に更新する時には、新たにデータを追加で購入しなければならない。

薬の情報は日々新しくなっていきます。

治療薬マニュアルなど、最新の情報に更新したい場合には、追加でデータを購入すれば、更新できるようです。

カシオ電子辞書用の追加コンテンツのmicroSDカードを購入するかたちになります。

医学書院のホームページではなく、カシオのホームページの電子辞書用追加コンテンツで調べると見つけやすいです。

看護医学電子辞書に対応しているカードを購入すれば良いようです。

ちょっと高いようですが、最新のものを購入する時には看護師として働いている状態だと思うので、沢山もらった給料からの出費でためらわずに購入できそうです。

または、改めて新しいカードを買わなくても、病棟には必ず治療薬の最新の辞書が置いてあると思うので、それで対応できるので大丈夫です。

4.購入するタイミングはいつがベスト?

看護学校に入学してすぐの頃は、学内での学習がメインです。

この頃は、まだ購入しなくても大丈夫です。

この辞書を使う主な目的は実習先で使用することなので、本格的に看護実習が始まる前あたりに買うのがベストです。

この辞書には、治療薬マニュアルが入っているのですが、薬のことについては、日々情報が新しくなっていくので、最新のものが入っているバージョンのものを購入するのが良いです。

数年のあいだにそうそう情報はかわりませんが、どうせなら本格的に使う時に最新の情報がそろっている状態で使用したいと思われます。

3年制の看護専門学校の場合には、2年生の後半頃から専門分野の実習が本格的に始まるので、その頃に購入することがいちばんベストです。

基礎実習の時は、情報をひろったり、調べてくるまでに時間的猶予がありますし、そこまで指導者もつっこんだ質問をしません。

質問をしても、明日までに調べてみてください、くらいで終わります。

辞書がなくてもまだ大丈夫です。

5.看護師になってからも電子辞書は使う?

看護師になってからのほうが良く使う

はい、使います。

絶対に役立ちます。

むしろ、看護師になってからの方が、毎日頻繁に使うことになります!

今の時代スマホで何でも調べられるでしょ、って思うかもしれません。
でも、病棟内にスマホを持ち込むことは禁止されています。
業務中にスマホをいじるなんて絶対にできません!

だから、とっさに調べたいことがある時にはこの辞書がとても役立ちます。

私の新人時代には必須アイテムでした!

学生の時みたいに、1人の患者さんを担当していれば良いのと訳が違います。

1日に10人程度は受け持つことになります。

だから新人看護師は、次から次に調べなければならないことが山積みになります。

学生の時のように、次の日までに調べてくれば良いなんていうことはなくなります。

患者は待っていてくれません。

その場ですぐに対応して行かなければなりません。

初めて見る薬、検査・・・分からないことだらけの状態。

わからなければその場ですぐに調べて解決しなければなりません。

入院患者も次々にやってきます。

入院患者の疾患についての病態・症状が分からなければ、観察も出来ない状態、何もできない状態になってしまいます。

また、患者さんには沢山の既往歴があり、複数の疾患について把握しなければなりません。

配属された科の疾患についての学習は出来ていたとしても、患者さんが持っている既往歴は様々で、専門外の疾患だらけ・・・新人看護師は分からないことだらけ・・・という状態になります。

だから私は、看護医学電子辞書をつねに病棟に置いておき、調べながら業務にあたっていました。

時々、先輩ナースから「ちょっと貸してね~」なんていう声もかかりました。

私の新人看護師時代の電子辞書の使い方

具体的に私がどのように看護医学電子辞書を活用していたかというと。。。

たとえば急に入院患者さんが来た時、「担当してね」と先輩ナースからふられます。

私の配属された部署は急性期病棟だったので、患者さんが急に次々と入院して来ました。

そして混合病棟だったので、様々な疾患の患者さんが入院してくるのです。

新人看護師の私は、把握しきれていない疾患の患者さんを急に担当することになります。

疾患の病態や症状が分からなければ何もできません

だから応急処置としてこの電子辞書で疾患の病態や症状を調べる

そして観察項目を把握してから患者さんのところに行く

その後で参考書でしっかりと学習して理解を深める

というようにしていました。

とにかく、急遽その場で対応しなければならないことだらけなので、ピンチの時に看護医学電子辞書にはとても助けられました(*´ω`*)

また、患者さんから急に質問されることも結構あります。

その患者さんの疾患とは全く関係のないことを突然聞かれたりします

あいまいな記憶では答えられないし、把握できていないこともあるので、急な質問には本当に焦ります。

そんな時、辞書でさっと調べて正確な情報を確認してから、患者さんにお伝えするようにしていました。

新人看護師時代は、何もかもが分からない状態ですが、調べればわかるようなことをひとつひとつ先輩に聞けるはずありません。

そして新人看護師には、先輩ナースからの質問攻めという恐怖の体験もあります(;´д`)

ちゃんと理解してる?
ちゃんと調べた?

・・・・(´゚д゚`)

誰か助けて~
あ、辞書に載ってるかも・・・
あったあった(*´ω`*)
助かった~・・・

こんな具合に。。。
なんだかんだで・・・
つらい新人看護師時代を一緒に乗り越えたパートナーと言っても良いくらい、この電子辞書にはお世話になりました。

人によっては、今の時代スマホで何でも調べられるでしょ。
辞書なんて使わない、買うだけ無駄だよ
なんて意見も耳にしたりしますが・・・

スマホを病棟に持ち込むことはできないんです!
勤務中にスマホをいじるなんてことできません!

だから、ピンチの時にはこの辞書に助けてもらう。

私にとっては、この電子辞書はとても価値があるものでした。

6万円ほどする高価なものなので、購入はためらうのは当然です。

しかし、私は未来への投資と思って、学生時代に思い切って購入しました。

買って大正解でした。

実習の記録は効率的にすすめられました。

指導者から質問されたことは、すぐに調べて、大概のことは辞書で解決できたので、その日のうちに調べたことを指導者に報告することも出来ました。

学生の頃の実習評価はすべてA評価でした。

いちばん買って良かったと実感したのは、やはり看護師になったばかりの頃でした。

この辞書がなかったら、辛い新人時代を乗り越えることはできませんでした。

看護師になったら、給料が沢山もらえるようになります。

ボーナスは給料の数か月分ド~ンと入るので、初めてもらう人はびっくりするかもしれません。

看護師になってからの6万円の買い物は、そうそう無理な買い物ではなくなります。

未来のことを考え、先に投資しておく、というのはアリだと思います。

6.電子辞書がなくても実習は乗り越えられる?

はい、大丈夫です。

何とかなります。

教科書や参考書、あなたが事前に学習してまとめた事前学習のファイルなどなど、持ち運ぶのにはかなりの量になってしまい、大変かもしれませんが、なんとかなります。

あなた一人で実習に行くわけではありません。

あなたには同じグループの仲間がいます。

だから大丈夫。

みんなで協力し合って、持っていくものを分担しましょう。

そうすれば電子辞書がなくても大丈夫ですよ。

具体的に何を持っていけば良いかについては、別記事「臨床指導者が解説 看護実習に持っていくものは?」にまとめてあります。

学生の頃の経験をふまえながら、さらに臨床指導者の立場から考えて、持ってきておいた方がよいものについて、具体的にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

それらを持っていけば、実習先でのたいがいのことには対応できるので安心して実習に臨んで下さい。

6万円という買い物は、学生の現段階では本当に高い買い物ですよね・・・

私も学生の頃、金銭面でのやりくりには苦労したので、よく分かります。

ただ、あなたが看護師になったら、きっとこの辞書が役立ってくれるはず。

疾患や看護についての学習は、必ず参考書でしっかりと学習するようにしましょう。

この電子辞書は、学習すること自体が目的ではなく、急な対応が必要になった時の応急処置的なパートナーとして大活躍してくれるはず。

私はこの辞書を常に持ち歩き、仕事の時にはいつでも調べられるように病棟の片隅に置いていました。
これがないととても不安でした。

ピンチの時に何度この電子辞書に助けてもらったか分かりません。

学生時代に購入できなかった人は、無事にあなたが看護師になる頃に、自分に必要かどうかを考えて購入を再検討してみるのも良いかもしれません。

本記事まとめ

それでは、本記事まとめです。

  • 1.看護学生におすすめの電子辞書は?
    医学書院「看護医学電子辞書」の一択。
  • 2.看護医学電子辞書のメリット
    ・実習で何か調べたいことがあったらその場ですぐに調べられる。
    ・調べながらできるので、記録物がはかどる。
    ・家でやる宿題を減らすことが出来る。
    ・医療機器に影響しないので、病棟内へ持ち込める。
    ・コンパクトなので持ち運びが楽。なのに収録内容がとても充実している。
    ・医学用語・略語が調べられる。
    ・看護技術が動画で学べる。
    ・看護過程の展開や、NANDA看護診断定義と分類が入ってい る。
    ・治療薬マニュアルが入っている。
    ・臨床検査データブックが入っている。
    ・国試の学習も出来る。
    ・パソコンやコンセントから電源が取れる。
    ・購入後、3年間無料で一部スマホやパソコンから観られる閲覧権つき。
    ・治療薬マニュアルは、新しいものが出たら後から追加できる。
  • 3.看護医学電子辞書のデメリット
    ・一般的な電子辞書に比べて、値段がかなり高い。
    ・電池代がかかる。充電ができない。
    ・新しい情報に更新する時には、データを追加購入しなければならない。
  • 4.購入するタイミングはいつがベスト?
    基礎実習の段階ではまだ不要。
    専門領域での実習が本格的に始まる前に購入するのがベスト。
  • 5.看護師になってからも電子辞書は使う?はい、使います。
    看護師になってからのほうが良く使う。
    新人看護師のピンチを救ってくれるパートナーとなる。
  • 6.電子辞書がなくても実習は乗り越えられる?
    教科書や参考書、事前学習を持っていけば対応可能。
    実習グループのメンバーで分担して持っていくようにする。
    看護師になる時には購入しておいたほうが良い。

高い買い物なので、ご家族のかたと相談し、よく検討してから購入してくださいね。

看護実習に役立つ情報を別記事にまとめてあります。

看護実習の持ち物については別記事「臨床指導者が解説 看護実習に持っていくものは?」を参考にしてください。
実習に持っていくべきものを具体的にまとめてあります。

看護実習時の行動について不安な学生さんは別記事「看護実習を失敗させないために看護学生がとるべき行動まとめ【4つのポイント】」を参考にしてください。
臨床指導者の立場から、看護学生さんはこうしたほうが良いよ、というアドバイスをまとめてあります。
ぜひチェックしてみて下さいね。

看護実習の挨拶について不安な学生さんは別記事「看護実習での挨拶の方法を臨床指導者が解説します【具体例あり】」を参考にしてください。
具体的な挨拶例を入れて、分かりやすくまとめてありますので、ぜひのぞいてもらえたらと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

あなたの看護実習がより良いものになりますように・・・

応援しています(*´▽`*)